【オモシゴ!】
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絵本朗読アーティスト兼ライターとして活動する水上雄二さん

水上さん、オモロイワークス通信でいくつか記事を書いていただいている。

『暮らし』を優先した働き方
はじめの一歩を踏みだすための絵本紹介
 自分の価値観を大切にするための絵本紹介

水上さんは、20代前半の頃、オーバーワークで精神的な病で障害を抱えるようになった。懸命に仕事と向き合う中で、ある絵本との出会いから絵本の素晴らしさに気づき、その魅力を伝えるために絵本ブログの執筆や絵本朗読を行っている。

 いま絵本が自宅に100冊程あるので、絵本展示会をすることも夢の一つです。

以前の記事(『暮らし』を優先した働き方)で『夢の一つ』と語っていた大人向け絵本展示会の開催が決まった。

はじめての大人向け 絵本展示会

絵本朗読アーティスト兼ライターとして活動する水上雄二さん

2018年6月24日(日)・25日(月)に、あべのベルタ地下2階 あべのbase240で開催する。水上さんが所有している100冊近くの絵本の中から日々の暮らし生活に役立つような視点で選書した25冊を展示する。

両日、絵本朗読ワークショップを開催。ワークショップでは絵本の世界から引き出されるワードを通じて各々が言葉を書き出し、参加者でシェアする。気楽に手に取れる絵本、そこから何かひとつでも気づきを得てもらうのが狙いだ。

水上さん「絵本の朗読会に参加してくれた方など活動を拝見してくれた方が声をかけてくれる。応援してくれ絵本をいただいたりした。その応援してもらったエネルギーを他の人に提供したいと思うようになった」

 せっかく集まった絵本をみんなに見てもらいたいという思いがある。買った絵本やいただいた絵本の中には、朗読にあまり向いていない絵本もあるため、手にとって見てもらえるように、展示会を開催したいと考えていた。100冊近くの全ての絵本を展示することが難しかったため、数を絞り、水上さんの心に響いた25冊を選んだ。

水上さん「日々の生活を窮屈に感じている人に届けばいいなと思う。(窮屈というのは)環境を変えたいと思っているが、現状から大きくは変えられない、変われない、脱せないで疲れてしまっているような人」

絵本ブログの執筆や朗読会など、行動を起こすことで応援してくれる人がいた。その応援してもらったエネルギーを力にして活動したいとの想いが、いまの水上さんの活動に繋がっている。

ある絵本との出会いがいまの活動の原点

3,4年ほど前に、新聞の記事で介護者をテーマにした絵本を見つけた。水上さん自身、介護現場で働いた経験があった。介護者の労働環境は厳しいと言われてはいるが、介護者のことが世間で話題になることはまだ少なかった。水上さんが見つけた絵本は、介護者の心のケアを描いた絵本だった。

水上さんは職場の仲間にこの絵本の宣伝ハガキを手渡した。難しい本だと問題意識がないとなかなか本を開かないかもしれないが、絵本であれば気軽に読んでもらえるだろうと薦めやすかった。

水上さん「介護する側が無理をしないといけないという状態がいまもあると思う。介護者のケアについて描かれた、こういう本が世に広まれば、介護者のメンタルケアの重要性を身近に知ってもらえるんじゃないかと思った。手に取ってもらいやすい、目を通してもらいやすい。生活者にも届きやすいメッセージで書かれていた」

優しさのある絵本だからこそ生活者に届くのではないか。その時に出会った絵本がいまの水上さんの原点であり、絵本作家の方とも仲が良く年賀状のやりとりをしている。もちろん今回の展示会にも絵本を出展している。

だいじょうぶ!よネコさん
だいじょうぶ!よネコさん
(作:国栖 晶子/出版社:かもがわ出版)

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絵本ブログを書きはじめ、もうすぐ丸3年

大人になりある時、水上さんは実家で自身が小学校1年生の時に作文でもらった賞状を見つけた。

水上さん「賞をもらったことは全然覚えていなくて、たまたま父親がとっておいてくれたのだと思います。こんなことがあったな、自分は書くことが得意だったのだと思った」

 子供の頃の出来事、小学3・4年生の頃の先生から文章を褒められていたことを思い出した。自分には国語力があるのだという自信が、絵本の魅力を伝える「絵本ブログ」をはじめるひとつのきっかけになった。書き始めることで、書くことがどんどん楽しくなった。絵本や詩のような文章に触れることで心が楽になると感じた。

水上さん「絵本ブログを書きはじめ、とりあえず3年は続けようと決めた。今回の絵本展示会は、ちょうど丸3年を迎えた後に開催します」

絵本ブログをほぼ毎日更新して、2018年6月19日に目標としていた3年を迎える。当初はFacebookに書いていたが、水上さんはパソコンが得意でないため、友人の女性がブログの設定をしてくれた。ブログで書くほうが過去記事として見やすくいいのではないかと勧められ。このような一つひとつの出会いに感謝する。

不安はあるけれど挑戦する

インターネットラジオ番組「朝活ゆめのたね」に出演し勇気が出る絵本を紹介

積極的に大人向け絵本展示会イベントの広報活動を行ってきたが、初めての取り組みのため、うまくいくか不安も多い。けれど、リスクを恐れて挑戦していなかったら、ラジオ出演や「またやりましょう」と言ってくれる人と出会えなかった。

水上さん「怖さはあるけどやるしかない。一度病気になった。病気になると、どちらかというと消極的になっていくので、僕がやることでみんなに何かを伝えることができるんじゃないかと思う」

展示会の準備の他に、PCスキルの勉強に取り組んでいる。やらなければならないことが増え、窮屈に感じることもあるが、まずは絵本展示会を形にしたい。言ったことをきちっと行う。まずは進める。それが最優先だという。

水上さん「形にした結果、いろんな意見が集まると思うので、みんなの反応を素直な気持ちで聞き、取り入れないといけないところは取り入れて、自分の色味もだして、次につなげていきたい」

2018年6月。夢だった絵本展示会の開催、さらに絵本ブログ3年継続の目標達成という、水上さんにとって大きな節目の6月になりそうだ。

「だいじょうぶ!よネコさん」の作者である国栖晶子さんと新作絵本原画展にて

はじめての大人向け 絵本展示会 のご案内

●はじめての大人向け絵本展示会

【開催日時】

6月24日(日)  12:00~21:00
6月25日(月)  12:00~21:00

【会場】

あべのbase240
〒5450052 大阪市阿倍野区阿倍野筋3-10-1あべのベルタ地下2階

【絵本展示】

絵本朗読アーティスト兼ライターの水上雄二が所有している、100冊近くの絵本から、今回のタイトルに合わせた、25冊の選書した絵本を展示します。手書きのPOPを添えて、大人の人へ届くスタイルで陳列します。
暮らしや仕事に役立つような視点で、ここでしか味わえない場を提供します。(ワークショップの時間以外は絵本の展示のみを楽しんでいただけます)

参加方法:お申し込みは不要です。直接会場にお越しください。

【ワークショップ内容】

朗読を通じて、一冊、一冊の絵本に目を通し、絵本の世界観から引き出されるキーワードを通じて、各々が言葉を書きだし、会話をしてもらいます。

開催時間:両日共に15:00~16:00/19:00~20:00の1日2回※各回定員5名
参加費:¥3,000(紅茶・お菓子付き)

ワークショップに申し込む

【主催者】
水上雄二 絵本朗読アーティスト兼ライター

大人へ向けて、学びと気づきを与えることを通じて、暮らしや仕事の質が向上してもらえるようなきっかけ作りを働きかけています。アメブロにて「気づきがある絵本の紹介」を1日1冊1記事執筆中。2018年5月18日で3年間休みなくブログを達成したことになる。今まで、記事にする為、読んだ絵本は1000冊を超える。

安江貴世 紅茶のひと

特別な日だけでなく、普段の暮らしに美味しい紅茶を浸透させるべく日々活動している紅茶のひと。ブログやSNSでの紅茶情報の発信や、気軽なお茶会イベントなどの開催に加え、毎週月曜日にあべのベルタ地下2階「あべのbase240」にて、「紅茶の店TEASPOT」展開中。

(文:ムラナカトクシ
(掲載日:2018年6月8日)